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研修をしていますと、受講生の方から言葉の使い分けの質問があります。
その都度、みなさんと一緒に調べるのですが、これがなかなかおもしろくって、「へ〜、そうなんだ。」ってことがちょこっとあります。
4月の新年度を迎えるにあたって、そんな言葉を集めてみました。
1.「間違い」と「間違え」
大辞林と大辞泉どちらも、「間違い」の方に詳細が記載され、「間違え」は「間違い」と同じと記載されています。どちらも名詞化していますが、「間違い」の方がやや名詞化が進んでいます。
どちらかを使うのであれば、「間違い」の方が無難ではないでしょうか?
注意点としては、一つの文章の中に両方の言葉を使うと、表記ゆれになりますので、どちらかひとつにしましょう。
2.「うなずく」と「うなづく」
「うなじ」と「突く」が合わさってできた二語の連合言葉です。歴史的仮名遣いでは、「うなづく」を使用していましたが、昭和61年内閣告示の現代仮名遣いでは、「うなずく」に変わりました。
しかし、公用文や学校教育、新聞などでは「うなずく」を使いますが、個人が「うなづく」を使うことは許容されています。
これも同じく、どちらかを使うのであれば、「うなずく」の方が無難ではないでしょうか?
3.「おられます」と「いらっしゃいます」
「居る(いる)」の尊敬語は、「いらっしゃる」です。
例)「お客様がいらっしゃいます。」
一方、「居る(いる)」の謙譲語は、「おる」です。
例)「私がここにおります。」
例)「家には、母がおります。」
関西では「お客様の中にもご経験のある方がおられるかと思いますが・・・」などよく耳にしますが、これは間違いです。
関西弁では「居る(いる)」を「おる」と発音しますが、「おる」に尊敬語の「〜られる(れる)」をつけても尊敬語にはなりません。
しかし、聞き手に対して相手を高めるときには「おられる」を敬語として使います。
社長に対して、「今、課長がこちらに向かっていらっしゃいます。」(自分は課長より格下)と言った場合は、社長と課長が同列になるので、「今、課長がこちらに向かっておられます。」と使います。このように使うことで、社長>課長となります。
「いらっしゃいます」より一段下がった敬語と考えると分かりやすいのではないでしょうか?
注意点としては、「いらっしゃいます」がふさわしい場面で「おられます」は使わないようにしましょう。
4.「頂戴する」と「いただく」
「頂戴する」は「もらう」「受け取る」の謙譲語です。物品を受け取る際に使います。
例)「名刺を頂戴できますか?」
「いただく(頂く)」は前についている動詞の謙譲語です。行為に対して使います。
例)「お名前をお聞かせいただけます?」
ちなみに、「お名前を頂戴できますか?」は、上記の「お名前をお聞かせいただけますか?」と「お名刺を頂戴できますか?」が合成されてできた間違い敬語です。注意してくださいね。
5.「応対」と「対応」
「応対」は、相手の立場を主に考え、相手に応じて受け答えすること。おもてなしの意味もあります。
「対応」は、相手の状況に対し、自分側が主になり処置・行動すること。「会社対応」など広い意味で使われます。
例)「あの会社、応対悪いよね」→「あの会社の人、態度悪いよね」
例)「あの会社、対応悪いよね」→「あの会社、ひどいよね」
「応対」と「対応」は、「お客様と接する」ことには違いはないのですが、個人か、会社・組織かの違いといって良いでしょう。
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